阪神・淡路大震災（1995/1/17）東日本大震災（2011/3/11）御嶽山噴火（2014/9/27）2014/8　広島市土砂被害等々自然の驚異になすすべはないのでしょうか。
2004年9月台風21号・2011年9月台風12号は故郷三重県宮川最上流部におきましても甚大な被害をもたらしました。

自然の恩恵を受ける反面、ほぼ予想不可能なあらゆる自然災害にさらされる日々、建築に携わります一人として何ができるのか考えますと体の健康状態と同様、新築工事・改修工事大小を問わず予防の重要性です。
たとえば建物の立地条件の検討、耐震診断、耐震化、間違いなく人命を救うことが可能な手段の一つです。 デザイン、機能、安全性がさらに問われる時代そして長年の経験と新しい技術の導入、信頼のおける設計、施工仲間の協力関係もさらに重要となってきました。 かなり緊張した時代になったと感じますゆえ、天然材を取り入れた心休まる空間が必要ではないでしょうか。
小さな問題を共有することも含めまして皆様と共に建築予防を意識しながら自然の驚異に力を注ぎたいと思います。

また林業大国・従事者の復活、需要の活性化＝森林の整備・活性化＝自然環境保護・自然災害防止の思いから国内材木の利用を心掛けて行きます。
いつも聞いたチェーンソーの音、伐採後の森の香り、空を見上げれば材木を運ぶ架線、製材所に向かう材木を満載にしたトラック、植林の季節。 森林の手入れを怠ったあるいは無理な開発をしたゆえの土砂崩壊、ある程度防げる可能性はあると思います。

有限会社ウッズライフカンパニー
代表取締役　吉田　茂